老犬がカリカリのごはんを食べない!

老犬がカリカリのごはんを食べない!

老犬カリカリフード

「昨日まで食べていたのにカリカリを急に食べなくなった!」
「次の日、ごはんを出してもやっぱりニオイを嗅ぐだけで食べてくれない!」
高齢になってきた老犬がカリカリのごはんを食べないことがあっても珍しくありません。

 

急に食べなくなったり、少しずつ量が少なくなる傾向があります。

 

体調不良だけではないケースも、食べないと弱ってしまわないか心配ですよね。

 

  • 老犬がカリカリのご飯を食べない理由とは?
  • 老犬でも食べてくれるご飯の対策はあるの?

 

今回は、カリカリのごはん食べない理由と老犬が食べやすいご飯についてお伝えします。

 

老犬がカリカリを食べなくて、お困りの飼い主さん必見です。ぜひ、参考にしてみてください。

 


老犬がカリカリのごはんを食べない理由とは?

犬のメインフードに使われているドライフード、カリカリタイプは全犬種を対象に販売されていて、犬にすすめられている食事です。

 

食べないのではなく、食べたくても食べられない場合もあるので飼い主さんが理解してあげてください。

 

老犬がご飯を食べない時に、考えられる理由を5つ紹介します。

 

食欲がわいてこない

高齢になると胃腸の消化器や全体の内臓が機能の低下で消化率が落ちます。
若い頃に比べて活動時間も減少することから、エネルギーが必要なくなり食事量が必然と減ります。

 

年齢的なもので食べられなくなるのは仕方のないことですが、食欲不振が病気からくることも多いです。

 

また、ひとくちも食べないのは心配ですし、病気の前兆で食欲がない場合もあります。

 

早めにかかりつけの病院を受診することをおすすめします。

 

顎の力が弱くなった

歯や歯茎の病気にかかっていないかも重要ですが、ごはんを食べるには噛む力が必要です。
カリカリのドライフードは噛み砕かないといけないため、弱くなった顎の力では固く感じて老犬には負担がかかります。

 

歯茎の弱まりは、噛んだときに歯茎に痛みを感じることもあります。
結果的にご飯を食べなくなってしまうのです。

 

嗅覚・味覚の減退で味の好みが変化

老化で嗅覚・味覚の機能が低下してしまい、美味しく食べていたごはんが味覚の変化で、美味しく感じなくなり食欲が減退してしまいます。

 

また、老犬になると味の好みが変わることもよくあります。

 

嗅覚に刺激を与えるために香りをつけてあげてくださいね。

 

消化不良でお腹が空いていない

食べたごはんが胃に消化されず残ったまま食事の時間がきても、お腹が空いていないため食べられない状態になります。

 

消化にかかる時間が遅くなるほど、内臓に負担をかけるため、ドッグフードを見直す必要が出てきます。

 

器に出された分を全部食べてしまう子もいるので、食べる量を減らしてあげましょう。

 

消化されていないドッグフードを嘔吐した場合、ごはんの量が多いと考えられます。

 

首や足の筋力の衰え

犬がごはんを食べる姿勢は、常に頭を上下にさながら食べていますよね。

 

筋力が落ちてくる老犬は、頭の位置を下げた姿勢を維持しながら食べるのが辛くなり、ごはんを食べるのを嫌がるようになります。

 

専用の食事台を用意してあげ高さの微調節してあげてください。

 

100均やご家庭にあるプラスチック製の台などで代用することができます。

 

ごはんを食べない時に体重をチェック

体重の減少していないかよくチェックすることで、栄養が足りているか判断がつきます。

 

食べるだけでも体力を消耗するため、時間がかからずにごはんを食べられるように配慮してあげましょう。

 

1回で食べきれず残す回数が増えてきたら、1回で食べきることが難しくなっている可能性が高いです。

 

1日2回の食事を3回に増やして、体に必要な栄養を取れるように(ごはん量は今までと同じ量)与えてあげてください。

 

無理をして食べさせるのではなく回数と量で調節すると愛犬が負担にならずに済みます。

 

病気でないか見分けるには

 

ごはんを食べない症状に加えて、「下痢や嘔吐がある」「口臭がきつい」「水を大量に飲む」など合わせた症状が出ていないかチェックします。

 

いくつもの症状が見られるようなら急いで病院で診察を受けてください。

老犬でも食べてくれるごはんの対策はあるの?

健康に問題はないのに、ご飯を食べない場合の対策をご紹介します。

 

ドライフードをふやかすor細かく砕く

この方法は、その日から取り組めるので1度試していただきたいです。

 

特別何か用意するものもなく、ただお湯を沸かしいつものフードにお湯をかけるだけで、食欲が増進して食べてくれるかもしれません。

 

沸騰したお湯を人肌までに冷まして、フードにかけると香りがたち、消化もしやすくなるので一石二鳥の秘策です。

 

ふやかす水の量は適量で大丈夫ですし、多めになっても尿となり排出されるため特に問題はありません。

 

ドッグフードのふやかし加減は、愛犬が食べやすい固さに調節してあげてくださいね。

 

水を入れすぎてしまっても、水を捨てずにそのまま与えてるのがベスト。栄養素が水に流れ出て栄養を取り逃がしてしまうからです。

 

ウェットフードを使う場合も、少し温めると匂いを出せるためお湯をかけるのと同じ効果があります。

 

ドライフードなら細かく砕いて口当たりを良くしてみる。

 

手作り食を作る

 

老化が理由でごはんを食べなくなって試してみる方法のひとつとして、人間が食べる食材を使って愛犬用の手作りごはんはいかがでしょうか?

 

手作り食に変えてパクパク食べてくるようになったということも聞きます。

 

「野菜と鶏ささみを煮込んだスープ」「野菜とお米のお粥・リゾット」「野菜ときのこのシチュー」

 

「魚入りのお粥」など、ひとつのレシピに複数の食材を掛け合わせて作られている場合がほとんどです。

 

レシピ本やインターネットにも記載があるほど、手作り食はバリエーションも豊富です。

 

愛犬が好んで食べてもらえるごはんが見つかるかもしれませんね。

 

犬が食べてはいけない食材に注意して作りましょう。

 

サプリメントで補う

 

胃腸の機能低下で栄養の吸収力も落ちてしまうため、消化吸収を促進するサプリメントを使って消化を助けることができます。

 

消化ができない状態で胃に内容物が残る形では、次の食事の時間にごはんが進むことはないでしょう。

 

胃腸が弱い老犬に、サプリメントの効果で消化能力を上げることが期待できます。

 

健康を維持するためにも、効率よく栄養を補給していかなければなりません。

 

好物をプラス

 

好きな食べ物があるなら、好物を食べて食欲が出てくれるのならば好物を与えてあげてください。

 

また、お肉(ささみ・むね肉・レバー)や魚(サーモン・カジキマグロ)などをトッピングする。

 

ヨーグルトを少しだけプラスしてみる、犬は「甘味に敏感」で果物の糖分や砂糖好みます。

 

さつまいもやカボチャ甘味を感じる野菜をのせてあげるといつもと違うニオイに食欲が出るかもしれません。

 

ドッグフードにウェットフードをのせてあげるのも喜んで食べてくれるかもしれません。

 

別のドライフードに変える

 

犬は劣化している食べ物や体によくないものを、感知して食べることを避ける感覚が研ぎすまされています。

 

見た目には判断つかなくても、犬には品質が落ちていることがすぐに分かります。

 

ドッグフードにカビが生えていないかもチェックして、触った時にべたついてはいないかよく確認してください。

 

大袋で購入した場合、長期に渡って食べる可能性がありますから、正しい保存方法を守りましょう。

 

価格が安いドッグフードはそれだけコストがかけられることなく、大量に製造しているため品質は決していいものではありません。

 

別のドライフードに変える際は、品質がよくフレッシュな素材を使った製品で愛犬が美味しいと思ってくれるものを与えたいですね。

 

主原料が「良質な動物性タンパク質」であるかどうかが重要なポイントです。

 

植物性タンパク質の主原料の製品よりも、お肉が主役のドッグフードを選ぶ方が栄養価が高いです。

 

粗悪な原材料で作られた製品は、体に悪影響しかありません。

 

ごはんの量が減ったら水分量も注意

 

ごはんの食べる量が減ってくると、そっちに気がいってしまいがちですが、食べなくなると水分の量も平行して取らなくなることがあります。

 

水分はしっかりと摂取できるように管理してあげてくださいね。

まとめ

犬がごはんを食べない理由は本当にさまざま、何が原因で食べなくなったのか突き止めましょう。

 

食べない理由に判断がつかないこともあるかと思います。その場合、おかしいなと異変に気づいた時点でかかりつけの獣医師に相談することも大切です。

 

愛犬にどのようにしてごはんを与えるかが重要です。

 

愛犬の健康のために、ちょっとの工夫で食べてもらえるきっかけに繋がるのでトライしてみてくださいね。

 

 

 

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